こんな方におすすめ
- 1,000万円以上貯蓄している人の具体的な収入と支出を知りたい
- お金を貯めるためにどんな行動をすればいいのか知りたい
このような悩み・疑問を持っている方に読んで頂きたい記事です。
将来の為にお金を貯めたい!と思っている方は多いと思います。
しかし、なかなかうまく貯まらないのがお金というものです(;^_^A
お金を貯めるためには「家賃、保険料、食費などを見直しなさい」とYou Tube、Twitter、ブログなどでよく言われています。
しかし、「具体的にどのくらいまで下げればいいのか?」「どんな行動をすれば良いの?」と疑問に思いますよね。
この数字が分からないと 目標が立てられません。
そこで、本記事では20代後半で1700万円を貯金しているAyumuの「収入と支出の具体的な数値」を公開します。

- 愛知県在住 28歳
- 妻と子供の3人暮らし
- 社会人3年目
- 投資1年目(2021~)
- 総資産1700万円保有
この記事を読めば以下の3点が分かります!
- 20代後半で1000万円以上貯蓄している人の具体的な収入・支出
- 自分が見直すべき支出
- あなたがとるべき次の行動
目次
まずは結論から

まずは結論から言います。
手取り収入 / 月
- 夫:35.8万円
- 妻:16.7万円
- 児童手当金:1.5万円
- 楽天ポイント:約2,000円
合計:54.2万円
支出 / 月
固定費
- 居住費:33,000円
- 保険料:3,700円
変動費
- 食費:20,000円
- 水道光熱費:11,000円
- 外食費:10,000円
- 子育て費:10,000円
- Wifi料金:4,500円
- モーニング・ランチ:4,000円
- 夫の昼食費:4,000円
- ガソリン代:3,000円
- ETC代金:2,500円
- 生活用品:1,000円
- 携帯代:500円
- 雑費:10,000円
合計:117,200円
1ヵ月あたりの貯金可能額は542,000-117,200 = 424,800円。
貯蓄率は424,800 / 542000 = 78%となっています。
貯蓄率とは「貯蓄可能額」を「手取り収入」で割った値の事です。一般的には手取りの10%を貯蓄に充てることができれば十分だと考えられています。
そのため、Ayumuの家計は手取りの約80%を貯蓄に充てているため貯蓄率はかなり高いと言えます。
それでは、それぞれの項目について詳細を解説していきます。
手取り収入 / 月について

夫:35.8万円
私のこの収入が家計を支えています。
大手企業のため大きく上がることもなければ下がることもありませんが、給与水準としてはかなり高い方だと思います。
妻:16.7万円(時短勤務中)
子供の送り迎えをする必要があるので時短にて勤務しています。
いずれはフルタイムに復帰する予定ですが時期は未定です。
児童手当金:1.5万円
0歳の子供がいるので毎月児童手当金が入ります。
意外と大きな金額が入ると知り驚いてます!
楽天ポイント:2,000円
可能な限り支払いは全て楽天のクレジットカード決済を利用しているので、毎月平均で2000ポイントが入っています。
支出 / 月について

固定費の項目
居住費:33,000円
会社の社宅を利用しています。
内訳は、居室料が25,000円で共益費、エレベータ代、駐車場代が8,000円です。
破格の料金で利用させて頂いており、会社に感謝しかないです。
毎月の支出が小さいのは居住費が格安であることが最も大きな要因だと言えます。
寮・社宅といった福利厚生は資産形成を加速させる上で大きな力を発揮します。
保険料:3,700円
対人対物の自動車保険料が2,940円(車両保険なし)、その他(収入保障、借家人賠償保険)が760円です。
会社の団体保険を利用しています。
昨年までは民間の生命保険・医療保険に加入しており月々8,000円程度を支払っていましたが解約しました。
今は、本当に必要な保険(後述します)だけに絞って加入しています。
変動費の項目
食費:20,000円
4,000円×5週間 = 20,000円の食費です。
日曜日に1週間分の献立を決めて、その日の内に買い出しを一気に終わらせています。
買い出しの回数を減らせて、かつ、無駄な買い物もしないのでお得です。
水道光熱費:11,000円
電気とガスは楽天で契約しています。
クレジットカード払いのため100円あたり1pointの楽天ポイントが入ります。
外食費:10,000円
1ヵ月の中で一日だけ高い外食で贅沢をすることにしています。
1人あたり5,000円程度の食事に行っており、毎月の働くモチベーションになります。
子供が生まれてからは行けていないため、外食費は貯蓄に回っています。
子育て費:10,000円
ミルク、オムツ、おしりふきなどの消耗品の費用です。
子供用の服、抱っこひも、ベビーカー、授乳クッションなどの消耗品以外は出産の2か月前くらいから知人と連絡を取り、ほぼすべてタダで貰いました。
貰えなかったものも全て中古品で買い揃えたので、子供が生まれてもほぼ家計には影響無かったです。
むしろ、会社から10,000円と児童手当金で15,000円が毎月入るので貰いすぎくらいですね(;^_^A
夫の昼食費:4,000円
社員食堂を利用しています。1食あたり200円×20日で4,000円です。
安いのでとてもお得です。
ガソリン代:3,000円、ETC代:2,500円
月に2~3回の帰省で発生する費用です。
生活用品:1,000円
掃除用品、洗剤やティッシュなどの費用です。
今後はふるさと納税で全て賄おうと計画中です。
携帯代:500円
夫と妻の両方とも楽天モバイルを利用しています。
1年間は月額基本料金(2,980円)がタダになるので、携帯代はほとんどかかっていません。
雑費:10,000円
コンビニでの買い物とかイレギュラーな買い物の費用です。
お小遣いはどこに行ったの?と思われるかもしれませんが、私と妻はそれぞれ個人的にまとまったお金を持っており、それを切り崩しているのでお小遣いについては変動費に含めていません。
生活する上での費用は全て家計から出るため個人的な出費をすることはほとんど無く、切り崩す金額は少額です。
余ったお金の使い道について

ここまでの説明により私の家計では毎月 542,000-117,200 = 424,800円 のお金が余ることが分かります。
このお金の使い道ですが、ほぼ全額を投資信託に突っ込んでいます。
銘柄は、e-MAXIS Slim SP500全米株式に20万円、 e-MAXIS Slim オールカントリーに20万円です。
生活防衛用の現金は別途で分けているので、全額投資しても手元の現金が枯渇することは無いように注意しています!
あなたがとるべき次の行動について

この記事に興味を持ってここまで読んでくれた方は、恐らく私と同じようにFIREを目指していたり、資産形成に興味がある人だと思います。
自分で言うのも何ですが、支出の低さに関してはかなり高い水準にあると考えています。
※ちなみに、支出を抑えることで生活レベルを下げたり、何かを我慢したりは一切していません。
資産形成のスピードを上げるためには、まず支出を抑えることが第一優先です。
そのために、今からでもできる行動について2つ紹介します。
行動1:保険料を下げる
支出の削減に最も効果的なのは保険料を下げることです。
※ここから先は私の個人的な意見です。保険に入る・入らないは個人の自由ですので悪しからず。
私は本当に必要な保険は以下の3つだけだと考えています。
本当に必要な3つの保険
- 火災保険
- 自動車保険(但し、車両保険は不要)
- 生命保険(掛け捨てのみ)
火災や自動車の事故はいくら低確率とはいえ、どんなに気を付けていたとしても起きるときは起きるものだと考えています。
また、その際の損失額は数千万~数億円にまで達するので、これらは保険でカバーしなければなりません。
そのため、これらの保険には必ず入る必要があります。これに関しては異論の余地はないかと思います。
次に生命保険についてですが、日本では平均的な金額として1ヵ月あたり3.2万円(年間38.2万円)が支払われているようです(2018年のデータ)。
生命保険料、毎月いくら払ってる?生命保険料の平均をチェック!
このように高額な生命保険料が支払われる理由は「生命保険に入る目的」が明確になっていないからだと思います。
私が生命保険に入る目的は「一家の稼ぎ頭が死亡した場合、その後の家族の生活が立ち行かなくリスクに備えるため」です。
言い換えると「 一家の稼ぎ頭が死亡しても、その後の家族の生活が成り立つなら生命保険は不要」ということです。
このように考えると、独身の人は生命保険は不要です。なぜなら、その人が亡くなっても(金銭的な意味で)誰も困らないからです。
私の場合、家庭(妻と子供)を持っていますが、仮に私が亡くなっても「現在の貯蓄」と「遺族年金」があるので金銭的には困らないことを計算してあります。
そのため、生命保険には入っていません。
ちなみに、医療保険やがん保険は高額療養費制度があるので不要と考えています。
高額療養費制度の詳細は下記リンクを参照ください。
この制度についてざっくり説明すると、1ヵ月の医療費がどんなに高額(例え300万円)になったとしても自己負担額は8~9万円で済むというものです。
このような考え方の元、医療保険とがん保険には入っていません。
以上の結果、私の1ヵ月あたりの保険料は3,700円となっています。
行動2:居住費を下げる
次に行動すべきことは居住費を下げることです。
やり方は大きく2通りあります。
- 会社の福利厚生(寮・社宅・家賃補助)を利用する
- 家賃交渉をする

まず1つ目については「転職」がとるべき行動となります。
「転職」と聞くとかなり大変なイメージがありますが、これによって得られる金銭的なメリットを考えれば無視できなくなります。
具体的な数字で解説します。
二人暮らしの家賃相場は下記サイトによると7万円~9万円というデータがあります。
二人暮らしの家賃はいくらが目安?相場より安く借りるための全知識!
中間をとって家賃を8万円、駐車場代を1万円とすると1ヵ月あたり9万円の支出になります。
私の住居費(駐車場代込)は33,000円のため1ヵ月あたりで67,000円の差が生じます。
年間に換算すると67,000×12 = 804,000円となり、この金額を稼ごうとした場合、税引き前で1,005,000円(税金は20%で計算)が必要となります。
いかがでしょうか。居住費に関する福利厚生だけで年収にして約100万円ほどの差が生じてしまうのです。
このメリットを考慮した上で転職を検討してみて下さい。
次に2つ目は「家賃交渉をする」です。
これは、転職して福利厚生を利用するメリットは理解できたけど「それでも今の職場が良い」「今住んでいる場所にどうしても住みたい」という方におすすめです。
家賃の交渉について解説します。
まず、家の価値は古くなればなるほど下がるのが一般的です。
つまり、数年前に入居した人と今年入居する人の家賃は異なるということです。
自分が住んでいる物件の家賃相場を調べて大家さんと交渉すれば、家賃を抑えることができる可能性があります。
「そんなの断られるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、大家さんの立場からするともし退去された場合
大家さん側のデメリット
- 次の入居者が見つかるまで売上げは0になる
- リフォームに費用が掛かる
- 新規入居者向けの広告費発生
このようなデメリットが生じます。
退去されるくらいなら家賃を下げてでも長く住んでもらう方がよっぽどお得だと考える人が多いでしょう。
臆せずに交渉してみましょう!
まとめ
本記事の内容をまとめます。
20代後半で1,000万円以上の貯蓄に成功している人の家計簿と貯蓄したい人がとるべき行動について解説しました。
家計簿
- 手取り収入:542,000円 / 月
- 支出:117,200円 / 月
- 貯蓄額:424,800円 / 月 → 全額投資信託へ
行動すべきこと
- 保険料を下げる
- 居住費を下げる
これらの他にも、格安スマホを利用する、自炊で食費を抑えるなど色々あります。
自分の出来るところからどんどん行動していきましょう!
私は家計管理を「マネーフォワードME」という家計簿アプリで一括で行っています。
マネーフォワードMEについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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「マネーフォワード ME」とは?口コミやメリット、デメリットを徹底解説!
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